01年天皇賞(秋)、02年フェブラリーS(いずれもGⅠ)などに優勝したアグネスデジタル(牡24歳)が12月8日に死んだ。同馬は北海道中川郡幕別町の十勝軽種馬農業協同組合種馬所で繋養され余生を送っていた。現役時の通算成績は32戦12勝(国内29戦11勝、海外3戦1勝)。前記のほか00年マイルCS、01年マイルCS南部杯、香港カップ、03年安田記念を制してGⅠ級競走は計6勝。引退後は種牡馬となり、14年ジャパンダートダービー(JpnⅠ)を制したカゼノコ、09年札幌記念をはじめ重賞3勝のヤマニンキングリーなどの活躍馬を送った。
十勝軽種馬農業協同組合種馬所・中川郁夫氏:とても優しい馬でした。やはりGⅠを何勝もする馬は、他の馬と違い、私の顔を見て何をすればいいのか理解できるとても賢い馬でした。今年の春に移動したばかりで短い間でしたが、楽しい時間をデジタルとともに暮らせたことを感謝しています。