関係者による不適切事案により今年1月19日から競馬開催を自粛していた笠松競馬が、9月8日より開催を再開した。この問題では、一部の関係者が名古屋国税局から所得税の申告漏れを指摘されたことを受けて同組合が調査した結果、騎手、調教師らが集団で馬券を購入するなどの不正が発覚、4月21日に関係者に対する処分が発表された。その後8月4日には、9月8日からの再開を目指す旨が発表され、これまで再発防止のための取り組みが行われてきた。なお、新型コロナウイルス感染症にかかる緊急事態宣言を受けた対応として、当面は無観客での開催となる。
岐阜県地方競馬組合:この度の笠松競馬における不適切事案及びこれに伴い長期に渡り開催を自粛せざるを得なかったことにつきましては、競馬ファンや地域の皆様並びに競馬に関わる方々にご迷惑とご心配をおかけしていることを心よりお詫び申し上げます。当組合では、不適切事案に関する情報に接した直後から、第三者委員会による徹底的な調査を行い、不適切な行為等のあった関係者や管理監督責任があった職員の処分、公正確保強化対策の策定とその実施、競馬開催演習などを行い、新たな公正確保対策を講じた公正競馬を実施できる体制を整えることができたことから、令和3年9月8日(水)より、競馬の開催を再開いたしますのでお知らせします。笠松競馬関係者一同は、笠松競馬場において不適切事案があったことを深く反省し、二度とこうした問題を起こさないことを心に誓い、この度の教訓を生かし、新たな公正確保対策を講じた公正競馬の実施と信頼回復に一丸となって取り組んでまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。