平安S(GⅢ)に登録しているドスハーツ(牡4歳、栗東・松永昌厩舎)は、父ウインバリアシオン、母バーニングラブという血統。ウインバリアシオンは2011年に三冠馬となったオルフェーヴルと同世代で、GⅠ勝利こそないが、ダービー、菊花賞、有馬記念、天皇賞(春)とGⅠで4度の2着を記録するなど、現役時代は中・長距離戦で活躍を見せた。ウインバリアシオンは引退後、青森県で種牡馬生活を送っており、ドスハーツも青森県で生産された。Ⅴなら青森産馬のJRA重賞制覇は昨年のダイヤモンドSを制したミライヘノツバサ以来。なお、平安Sにはオルフェーヴル産駒のアルドーレ(牡6歳、栗東・昆厩舎)、マルシュロレーヌ(牝5歳、栗東・矢作厩舎)も登録しており、JRA重賞では初のウインバリアシオン産駒とオルフェーヴル産駒の対決となる見込み。また、ドスハーツに騎乗予定の小沢大仁騎手は今年デビューした新人騎手で、今回がJRA重賞初挑戦となる。小沢騎手とドスハーツのコンビは2勝クラス→鈴鹿S(3勝クラス)と2連勝中。