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ラヴズオンリーユーが優勝、日本馬上位独占──QEⅡ杯

2021年04月25日 22時50分

4月25日に香港のシャティン競馬場で行われたクイーンエリザベス2世カップ(GⅠ、芝2000m)に日本馬4頭が出走し、ラヴズオンリーユー(牝5歳、栗東・矢作厩舎、C.ホー騎手)が優勝した。勝ち時計は2分01秒22(良)。2着にグローリーヴェイズ(牡5歳、美浦・尾関厩舎、K.ティータン騎手)、3着にデアリングタクト(牝4歳、栗東・杉山晴厩舎、松山騎手)、4着にキセキ(牡7歳、栗東・辻野厩舎、C.スコフィールド騎手)が入り、日本馬が上位を独占した。

1着ラヴズオンリーユー
矢作師:興奮して言葉が出ません。ドバイからは1頭となり調整が難しい中、たくましく成長してくれた馬には感謝しかありません。また、このように難しい調整を成し遂げてくれたスタッフは、我がスタッフながら誇らしく思います。

ホー騎手:表現できないほど素晴らしい気分です。馬がとてもしっかりしていて、レースでは残り800mまでじっとすることができ、そこから動かしていくとしっかり反応してくれました。QEⅡカップは、香港ダービーや年末の香港国際競走とならんで、私の夢の一つだったので、勝つことができてとても嬉しいです。今日はチャンピオンズマイルも勝つことができ、私の騎手人生のハイライトとなりました。関係者の皆様に感謝しています。

2着グローリーヴェイズ
尾関師:気持ちは入りながらも落ち着いており、納得のいく状態で送り出せたと思います。レースでは、ゲート内で少し苛々したのかスタートで遅れてしまいました。想定外のスローペースだったことを考慮すると、結果的にこれが痛かったと言えるかもしれません。直線ではこの馬らしい伸び脚を発揮し、2000mでも走り切って2着ということで、よく頑張ってくれたと思います。悔しさは残りますが、負けて強しの競馬を見せてくれました
。いろいろと対応してくださった香港ジョッキークラブの皆様に感謝しています。

ティータン騎手:良いレースだったと思います。早めに仕掛けようと思っていたので、ホー騎手(ラヴズオンリーユー)と同じタイミングで上がって行きました。最後の直線では良い脚を使ってくれたと思います。

3着デアリングタクト
杉山晴師:初めての輸送もこなしてくれました。道中も、内ラチに沿って不利なく走ってくれました。今日に関しては、素直に勝った馬を褒めるべきだと思います。最後に、こういった場を提供してくれた香港ジョッキークラブには感謝申し上げたいです。

松山騎手:いつもどおり良い走りをしてくれたと思いますが、1番人気に支持していただいていたのに結果として負けてしまい申し訳なく思っています。敗因はちょっとわからないですが、勝った馬が強かったです。」

4着キセキ
辻野師:スタートダッシュがつかず、前につけてという理想的な競馬ができませんでした。道中はリズム良く走ってくれていたのですが、レースがスムーズに流れたので切れ味勝負となり、キセキには向かない展開となってしまい残念でした。しかし、まだまだ頑張って走ってくれています。まずはねぎらってあげたいと思います。

スコフィールド騎手:出遅れてしまって道中は中段に付けるしかありませんでした。ペースがスローで彼には展開が向きませんでした。残り200mでは良い脚を使いましたが、ちょっとペースが遅すぎました。この展開の中で良く走ってくれたと思います。

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