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ネオユニヴァースが死ぬ

2021年03月10日 08時30分

ネオユニヴァース

03年のJRA賞最優秀3歳牡馬を受賞したネオユニヴァースが3月8日に種付け中の事故のため死んだ。21歳。同馬は競走馬として13戦7勝。03年皐月賞、東京優駿を制し、GⅠ2勝。ほかに同年きさらぎ賞(GⅢ)、スプリングS、04年大阪杯(GⅡ)を制し、重賞計5勝を挙げた。引退後は種牡馬として北海道勇払郡安平町の社台スタリオンステーション、北海道新ひだか町のレックススタッドで供用され、11年に日本調教馬として初めてドバイWCを制したヴィクトワールピサ、09年の東京優駿を制したロジユニヴァース、17年に香港のクイーンエリザベスⅡ世カップを制したネオリアリズムなど多くの活躍馬を出した。

社台ファーム 吉田照哉代表:先月、レックススタッドで種牡馬展示会の際に元気な姿を見たばかりだったので、突然の知らせに驚いています。現役時7勝、その全てが僅差での決着でしたが、見ていて不安になったことはなく、むしろネオユニヴァースの勝負根性に安心感すら覚えていました。ミルコさんとのコンビでのクラシック参戦により、競馬サークル全体における外国人騎手短期免許のあり方、外国人騎手に対する認識そのものを大きく変えてくれる契機になった馬でもあったと思います。3歳時に宝塚記念にチャレンジしたのも良い思い出です。種牡馬としてもクラシックウィナーを輩出し、今では孫の世代まで芝ダート問わず活躍馬を輩出。これほど現役時戦績と種牡馬戦績のレベルが高い馬はそうはいません。自慢の生産馬でした。突然の別れはつらいですが、ここまで本当に頑張ってくれました。どうか安らかに眠って欲しいと思います。現役時にご声援を送ってくださったファンの皆様、配合種牡馬として選んでくださった生産者の皆様、長きに渡り応援していただきまして、ありがとうございました。感謝申し上げます。

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