フラワーパーク(牝)が、4月6日に死んだ。32歳。存命最年長のJRAGⅠ優勝馬だった。公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル引退名馬繋養展示事業の助成対象馬で、北海道沙流郡平取町のスガタ牧場にて繋養され余生を送っていた。
同馬の父はニホンピロウイナーで、96年春の高松宮杯では前年のスプリンターズSの覇者ヒシアケボノや、三冠馬ナリタブライアンとの対決を制し、秋には逃げたエイシンワシントンをハナ差捉えてスプリンターズSも勝利して春秋短距離GⅠ制覇を達成。JRA賞の最優秀短距離馬、最優秀父内国産馬に選出された。通算成績は18戦7勝。繁殖馬としても東京新聞杯勝ちのヴァンセンヌを残した。
【繋養者のスガタ牧場の代表 白瀬善直氏】
功労馬として牧場に来てから11年ほどになりますが、去年の秋から脚元の調子が良くありませんでした。賢い馬で手がかからず、多くのファンが会いに来てくれました。大往生です。『お疲れ様でした』と声をかけたいです。