23年度ロンジンワールドベストレースホースランキング(LWBRR)がIFHA(国際競馬統括機関連盟)より発表され、イクイノックスがランキングトップとなり23年ロンジンワールドベストレースホースを受賞した。これは14年のジャスタウェイ以来の快挙。対象レースはジャパンカップ(GⅠ)で、レース直後はレーティング133で発表されていたが、LWBRR委員会において議論が重ねられた結果、最終的に135となった。これにより、日本調教馬における最高レーティングであった99年凱旋門賞(2着)で獲得したエルコンドルパサーの134を超え歴代トップに。なお、天皇賞(秋)(GⅠ)のレーティングは当初127だったが、128に上方修正され、距離区分「I」においてもトップタイ。2位タイは3歳世代のトップとなるエースインパクトとモスターダフで128。4位タイはビッグロックとフクムで127。
日本調教馬は56頭が掲載され、これは過去最多となった22年の48頭をさらに上回り、国別では、米国(57頭)に迫る2位。イクイノックス以外の日本調教馬は、有馬記念(GⅠ)を勝ったドウデュースと日経賞(GⅡ)を完勝したタイトルホルダーが124で10位タイ、ドバイワールドカップ(G1)の覇者ウシュバテソーロが122で19位タイ、天皇賞(秋)(GⅠ)2着および有馬記念(GⅠ)4着が対象のジャスティンパレスと優駿牝馬(GⅠ)勝利およびジャパンカップ(GⅠ)2着が対象のリバティアイランド、ブリーダーズカップターフ(G1)で3着に入ったシャフリヤールが121で24位タイ、UAEダービー(G2)を勝利しブリーダーズカップクラシック(G1)で2着に健闘したデルマソトガケ、菊花賞(GⅠ)を制したドゥレッツァ、マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnⅠ)の勝ち馬レモンポップ、サウジカップ(G1)を逃げ切ったパンサラッサが120で37位タイなど。なお、リバティアイランドは見直しを経て、優駿牝馬とジャパンカップ(GⅠ)の両レースが当初の120から121に上方修正された結果、エミリーアップジョンと並び、23年の牝馬のトップタイとなった。