94年エリザベス女王杯などGⅠを2勝し、アメリカのPolo Green Stableで繋養されていたヒシアマゾン(牝28歳)が、老衰のため現地時間の4月15日夜に死んだ。
阿部雅英氏(ヒシアマゾンのオーナー 阿部 雅一郎 氏のご子息):日が沈みかけ薄暗くなった放牧地で静かに息を引き取ったという報告を受けました。ここ最近は食が細くなっていたものの、他の馬の例にはなく、ゆっくりながらも歩き回り、寝起きには問題なく見えていたということだったので、他の馬とは違うところを最期まで見せてくれていたのだと思います。現役時代もそうですが、引退後もツアーを組まれて出羽牧場に見に行かれ、アメリカに移動後も見に行かれた方が多数いるとお聞きしていますが、たくさんのファンに愛された幸せな馬だったと思います。彼女の娘を繁殖牝馬として所有していますが、彼女の名前を思い出させるような馬をターフで走らせる事が、使命だと感じています。