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“岩手の怪物”トウケイニセイが死亡

2012年03月11日 21時44分

岩手競馬が生んだ名馬トウケイニセイ(牡、父トウケイホープ)が3月6日朝、繋養先だった岩手県の「馬っこパーク・いわて」で、腎不全のため死亡した。25歳だった。
同馬の競走成績は43戦39勝。デビューから18連勝、41連続連対という日本記録を残したほか、桐花賞3連覇や南部杯2連覇、東北サラブレッド大賞典3連覇、シアンモア記念2連覇など、岩手を中心に東北地区の重賞を総なめにし、“岩手の怪物”と称された。
現役引退後の1996年にHBA日高軽種馬農協門別種馬場で種牡馬入り。2004年に種牡馬を引退してからは、えりも町のエクセルマネジメントで功労馬として余生を送っていたが、09年から馬っこパーク・いわてへ移動していた。
同パークでは昨年から全国のファンから寄せられた「トウケイニセイ基金」をもとに繋養。岩手の宝として最期までファンに愛され続けた。
同馬を生産した浦河町の田中哲実氏は「突然の訃報に驚いています。まだ実感はわきませんが、ファンに愛され、大切にされ、幸せな余生だったと思います」と愛馬の冥福を祈っていた。

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