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第137回ケンタッキーダービー、今年は中心馬不在で混戦模様

2011年05月01日 19時58分

北米3歳馬の頂点を決める第137回G1ケンタッキーダービーが5/7、ケンタッキー州チャーチルダウンズ競馬場で行われる。今年は前哨戦で有力馬が揃って期待を裏切る結果となり、混戦模様を呈したまま本番を迎えようとしている。
ダイアルドインは4/3の前走G1フロリダダービーを離れた最後方から追い込んで制した。ここまで4戦3勝で、唯一2着に敗れたアローワンス(条件戦)は古馬相手のもの。3歳馬同士では未だ負けなしであることが高評価の裏付けとなっている。
ネーロは強烈な決め手の持ち主。4/16の前走G1アーカンソーダービーでは直線で猛然と追い込み、クビ差の2着に入った。重賞勝ち鞍のない1勝馬だが、多頭数の馬群をうまく捌ければチャンスはある。
アンクルモーは昨年の米最優秀2歳牡馬。ずば抜けたスピードでG1BCジュヴェナイルを制した。3/12の今季初戦も楽勝し、不動の本命と見られていたが、4/9の前走G1ウッドメモリアルSで伏兵のトビーズコーナーにあっさり交わされて3着に敗退。レース後、脚部の外傷と胃腸の感染症にかかっていたことが判明した。体調面と距離適性に不安を残しているだけに、潜在能力でどこまで巻き返せるか。
中団待機から息の長い末脚でG1アーカンソーダービーを制したアーチアーチアーチ。それまで好位の3、4番手でレースを進めていたが、控える競馬もこなして脚質に幅が出てきている。スタミナ面に不安のない血統で、距離延長はプラスに働きそうだ。
トビーズコーナーはG1ウッドメモリアルSで後方から鋭い末脚を繰り出し、大本命のアンクルモーを破った。これまで6戦4勝、3着2回と安定した成績を残している。
その他ではG2リズンスターSの覇者で大崩れのないムーチョマッチョマン、G1サンタアニタダービーを7番人気で制し、1882年のアポロを最後に現れていない3歳デビューでの優勝を狙う西海岸のミッドナイトインタールード、前走のG2UAEダービー2着から米国入りした愛エイダン・オブライエン厩舎のマスターオブハウンズ、注目の女性騎手アナ・ナプラヴニク騎手を背に挑むG2ルイジアナダービー優勝馬パンツオンファイア、G1フロリダダービー5着からの巻き返しを期するソルダなどが虎視眈々と栄冠を狙っている。

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