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キンシャサノキセキが社台SSで種牡馬入り

2011年04月10日 21時42分

3月27日のG1高松宮記念で連覇を達成したキンシャサノキセキ(牡8歳、父フジキセキ)が31日午前10時頃、種牡馬としての繋養先となる安平町の社台スタリオンステーションに到着し、新たなキャリアをスタートさせた。
同馬は、父フジキセキが南半球でシャトル供用された際に生産された豪州産馬。おじに1995年から4シーズン、同SSで供用されたグルームダンサーがいる。
2005年12月のデビュー戦を快勝したキンシャサノキセキは、08年のG3函館スプリントSで重賞初制覇。09年のG2スワンS、G2阪神C、10年のG3オーシャンSと重賞3連勝で臨んだ昨年の高松宮記念で悲願のG1初制覇を達成した。さらにG2阪神Cの連覇を果たすと、今年のG1高松宮記念で史上初の連覇を飾り、春の短距離王となった。通算成績は31戦12勝。更なる活躍も期待されたが、今春の種付シーズンに間に合うこともあり、急遽、種牡馬入りが決まった。
30日に競走馬登録を抹消された最強スプリンターの到着には、同SSスタッフやノーザンファーム関係者が出迎え。馬運車から元気に降り立つ姿を見ると、一様に笑顔を見せた。
種付料は150万円(受胎確認後支払)に決定。すでに生産関係者から多くの申し込みが寄せられている。シーズン途中での種牡馬入りは父フジキセキと同じ。父も3月31日にスタッド入りし、初年度は118頭の種付頭数を記録したことから、同SS事務局の徳武英介氏は「不思議な縁を感じますね。ほかの種牡馬よりスタートが遅いハンデはありますが、こちらも100頭以上は大丈夫と思います。伸びのある好馬体の持ち主。後継として頑張ってほしい」とエールを送っていた。

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