公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル引退名馬繋養展示事業の助成対象馬デルタブルース(セン)が、10月8日に死んだ。23歳だった。同馬は、04年の菊花賞を勝利し、管理する角居師、騎乗した岩田康騎手とともにGⅠ初制覇を遂げた。その後も活躍を続け、06年にはメルボルンC(G1)を勝利し、日本馬で初めてオーストラリアのG1を制した。重賞は他に05年ステイヤーズS(GⅡ)を勝ち、通算成績32戦6勝(うち海外2戦1勝、地方1戦0勝)の成績を残した。引退後はノーザンホースパークで馬術の障害飛越競技用馬となったあと、岡山県真庭市のオールド・フレンズ・ジャパンにて繋養され余生を送っていた。
【オールド・フレンズ・ジャパン】2021年に私たちの仲間に加わったデルタブルースは、その風格から当団体の大黒柱のような存在でした。まだまだ彼との思い出を積み重ねていけると思っていただけに、今回の別れは大変残念でなりません。彼がいなくなった厩舎は、とても寂しく感じます。これまでデルタブルースを応援してくださったファンの皆さま、そして関係者の皆さまに、この場をお借りして心よりお礼申し上げます。