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「HBA総代会」開催、新年度の事業計画を決定

2011年03月27日 21時51分

HBA日高軽種馬農協の「第40回総代会」が3月18日、新ひだか町の新ひだか町公民館・コミュニティセンターで開催され、2010年度の事業報告、11年度の事業計画、収支予算案などが承認された。
総代会では東北地方太平洋沖地震の被災者に対し1分間の黙祷を捧げた後、荒木正博HBA組合長が挨拶。昨年の概況、日高管内生産馬の活躍、存続が決まったホッカイドウ競馬などについて振り返り、「生産界を取り巻く環境は依然厳しく、産駒価格の下落が続いている。今後は国内外の購買者を積極的に取り込んでいきたい。また、ホッカイドウ競馬も引き続き支援していくので、組合員も積極的に参加していただきたい」と一致団結を呼び掛けた。
11年度は、市場振興、組合員の経営改善及び組合組織の強化、関係機関との連携、の3つの強化対策を実施。市場振興では購買意欲を喚起する方策と販路拡大に向けた馬主への積極的な宣伝活動、国内外購買者と上場者への利便性を考慮した市場整備、国際的な市場開催への取り組みを進めていく。
大きな収入源となる北海道市場は前年実績と同じ54億円の売り上げを計画。トレーニングセールは200頭を超える申し込みがあったため、5月24、25日の2日間開催に変更され、オータムセールまで全4開催14日間となった。組合員からの反発が強い主取手数料については、来年のセレクションセールから導入する方針を示し、「今年一年検討し、次年度の総代会で提案したい」とした。
HBAの組合員は888名。繁殖牝馬頭数は8109頭で、昨年の生産頭数は5221頭だった。なお、HBAは今年で創立50周年を迎えることから、記念式典の開催や50周年誌の発刊を予定している。

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