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ハリケーンラン産駒ロッコウオロシがレックスSで種牡馬入り

2011年03月06日 21時50分

2005年の凱旋門賞馬ハリケーンランの産駒、ロッコウオロシ(牡3歳)が2月27日、新ひだか町のレックススタッドで種牡馬入りした。
同馬は昨年10月のデビュー目前に右前肢種子骨を骨折。不出走で競走馬登録を抹消された。調教の動き、馬体などから「世代トップクラスの能力の持ち主」(オーナー関係者)と期待されていたことから種牡馬入りが決定。3歳の若さで第2の生活をスタートすることになった。
27日に休養先から入厩した同馬は3月2日に試験種付けを終了。右前肢の包帯はまだ取れないが、業務に支障をきたすことなくスムーズにこなした。
父ハリケーンランは1999年の凱旋門賞馬モンジューの初年度産駒で、05年のG1愛ダービー、G1凱旋門賞を制した欧州年度代表馬。ロッコウオロシは父の本邦初後継となる。それだけに軽種馬関係者の関心は高く、種牡馬入りの報せとともに問い合わせが殺到。早くも10頭ほどの配合申し込みが寄せられている。
種付料はプライベート。不出走の種牡馬入りはあまり例がないが、同スタッドではエイシンサンディが成功していることもあり、「血統、馬体、動きから種牡馬としてのポテンシャルの高さを感じます。停滞する生産界に“六甲おろし”を吹かせてくれたら嬉しいですね」と夢を広げていた。

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