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ブレイクランアウトがオリオンFで種牡馬入り

2011年02月27日 21時48分

2009年のG3共同通信杯を制したブレイクランアウト(牡5歳、父スマートストライク)が2月21日、種牡馬として供用されるため日高町のオリオンファームに入厩した。
同馬の競走成績は10戦2勝。08年7月のメイクデビュー新潟を快勝すると、1番人気に推されたG3東京スポーツ杯2歳Sは2着、G1朝日杯フューチュリティSは3着と人気を裏切ったが、3歳初戦となったG3共同通信杯で重賞初制覇を飾った。昨年10月のG3富士Sで1年ぶりに復帰を果たすも、レース中に被った不利の影響で右前浅屈腱不全断裂を発症して現役を引退。一時は生命の危機に立たされたが、関係者の懸命な看護で回復し、晴れて種牡馬入りとなった。
新生活の始まりには、担当していた織田洋平厩務員が休養先から付き添い。到着には管理した戸田博文調教師、同ファームの大谷正嗣オーナー、三浦啓一場長らが出迎えた。大谷オーナーは「縁があってお世話をすることになりました。大切にしたいですね」と歓迎。無事を確認した戸田調教師は首筋を愛撫し、長年の労をねぎらった。
到着翌日には臨時種畜検査を受け、種牡馬登録を完了。カーリン(G1BCクラシック)、ルッキンアトラッキー(G1プリークネスS)らを送り、07~09年の米チャンピオンサイアーに輝いたスマートストライクの本邦初後継となるだけに「宣伝はしていないですが、問い合わせが結構来ています」(三浦場長)と、軽種馬関係者の関心は高い。

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