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静内3種馬場で種牡馬展示会、60頭を一斉に展示

2011年02月20日 21時51分

新ひだか町の“スタリオンストリート”二十間道路沿いの3種馬場で2月16日、種牡馬合同展示会が一斉に開催された。穏やかな陽気となったこの日は、各種馬場に400~500名の牧場関係者が来場。トータル約60頭に及ぶ種牡馬の競演に胸を躍らせた。
先陣を切ったのはJBBA日本軽種馬協会静内種馬場。同種馬場繋養馬10頭のほか、胆振種馬場繋養馬3頭の計13頭が展示された。
期待の新種牡馬はエンパイアメーカー。すでに海外では4世代で5頭のG1ウイナーを送る超大物だ。西村啓二JBBA副会長は「エンパイアメーカー導入が決まった時に、米国の競馬関係者は皆驚いたと聞いています。雄大で伸びのある馬体をぜひご覧ください」と挨拶。悠然とした姿で登場し、圧倒的な存在感を示した。さらに、昨年の1歳市場で39頭が取り引きされるなど今年デビューを迎える初年度産駒が高い評価を得たケイムホーム、ファーストクロップから菊花賞馬を出したバゴ、2010年米総合&2歳勝馬数第1位となったヨハネスブルグなどが元気に周回。万全の態勢で今シーズンの配合申し込みを呼び掛けた。
続いて行われたのはアロースタッド。全繋養馬25頭のうち20頭がお披露目され、ギャラリーは光り輝く馬体を目に焼き付けた。
新種牡馬スーパーホーネットの晴れ舞台には矢作芳人調教師がスピーチ。「毎日王冠ではウオッカと渡り合って勝っており、G1馬の資質が十分にあったと思います。性格も良く、仕上がりが早くタフな馬です」と愛馬を讃えた。さらに南関東重賞4勝を挙げたエルコンドルパサーの後継ルースリンド、ダート重賞3勝の実力馬ワイルドワンダー、幻のBCクラシック勝ち馬と称されるバトルプランといったニューフェイスが競演。堂々と立ち回り、初舞台を務めた。
分刻みで開かれた展示会のトリはレックススタッド。体調を崩したトゥナンテを除く23頭の“益荒男”が雄姿を見せた。
ルーキー種牡馬はG2東海Sなどダート重賞5勝のワンダースピード、エルコンドルパサーの貴重な血を引く重賞勝ち馬サクラオリオン、サクラバクシンオーが送る未完の大器サクラゼウスの3頭。新入厩となった世界の賞金王テイエムオペラオー、キングマンボ直仔レモンドロップキッドの後継アポロキングダム、G1勝ち馬の父として種牡馬実績十分のアドマイヤコジーンらとともに、ピカピカに磨き上げられた馬体を披露した。

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