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社台SS種牡馬展示会、ハービンジャー、ヴァーミリアンらをお披露目

2011年02月20日 21時50分

昨年のサイアーランキングのトップ10を独占するなど、豪華な種牡馬ラインナップを誇る安平町の社台スタリオンステーションで2月15日、種牡馬総合展示会「SHADAI STALLION PARADE 2011」が開催された。晴れ渡る空の下、会場には700名を超える軽種馬関係者が集結。次から次へと登場するビッグネームたちの一挙手一投足に目を奪われた。
同SSには今シーズン、“キングジョージ”を11馬身差のコースレコードで圧勝したハービンジャー、史上最多となるダートG1・9勝を挙げたヴァーミリアンの2頭のチャンピオンホースがスタッドイン。繋養種牡馬30頭で新たなスタートを切った。パレードでは、跛行で展示を見送ったフジキセキらを除く26頭が披露された。
最初に手綱を引かれて登場したのがハービンジャー。ゆっくりと周回を重ねる中、同SSの吉田照哉代表は「ハービンジャーは“良い報せを持って来てくれる使者”という意味があります。英国人は“キングジョージ”を大差で勝ったハービンジャーの産駒が英国で走るのを楽しみにしています。走った産駒が出た時には是非、アスコット競馬場に連れて行っていただきたい」とPRした。社台グループだけで150頭以上の交配を予定しており、パレード終了後の配合申し込みをもって満口となった。
また、もう一頭の新種牡馬ヴァーミリアンの展示では管理した石坂正調教師が挨拶。「2歳で新馬、重賞を制し、その後も8歳まで走り、毎年重賞を勝ってくれた。全15勝のうちG1競走は9つ。素晴らしいと思います。この成績と馬体、そして活力あるスカーレット一族の母系を持つエルコンドルパサーの貴重な後継者、ヴァーミリアンの仔は必ず走ると思いますのでよろしくお願いします」と愛馬の門出にエールを送った。こちらも実馬を見た生産者からオファーが殺到し、パレード翌日には満口の報が伝えられた。
続いて豪州から4シーズンぶり2度目の供用となるスニッツェル、2年連続皐月賞馬を送ったネオユニヴァース、今年初産駒がデビューするダイワメジャー、2年連続ダートチャンピオンサイアーとなったクロフネ、昨年3頭のG1ウイナーを送り出したゴールドアリュール、年度代表馬の父となったスペシャルウィークなどをお披露目。パレード後半は、6年連続スプリントチャンピオンサイアーのサクラバクシンオー、JRA2歳新種牡馬勝馬数の新記録を樹立し、期待に違わぬ種牡馬デビューを飾ったディープインパクト、初年度産駒からクラシックホースを輩出したゼンノロブロイ、昨年16年ぶりに非サンデーサイレンス系のチャンピオンサイアーに輝いたキングカメハメハといった、早々に満口となった人気種牡馬が展示された。

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