ニュース

中央 その他

世界2歳王者ヨハネスブルグの本邦初産駒が誕生

2011年01月30日 21時01分

2001年の世界2歳王者で、昨シーズンから新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場に繋養されているヨハネスブルグ(牡12歳、父ヘネシー)の本邦初年度産駒が1月15日午後8時頃、平取町の高橋啓氏の牧場で誕生した。
関係者が待ち望むなか生まれたのは、母にインカルネ(牝9歳、父フレンチデピュティ)を持つ鹿毛の牝馬。近親にフラワーパーク(G1高松宮杯)、エムオーウイナー(G3シルクロードS)などがいる牧場期待の1頭だ。
場主の高橋氏は「牝馬ですが父に似てがっちりとした仔が生まれました。毛色も同じですしね」と納得顔。雪の上を元気いっぱいに駆け回る愛娘を優しい目で見守っていた。
ヨハネスブルグは2歳時にBCジュベナイル、ミドルパークSといった欧米G1・4勝を含め、7戦全勝の成績を収めた全欧・全米2歳牡馬チャンピオン。03年に種牡馬入りしてからは北南両半球で4頭のG1ホースを輩出するなどの活躍を見せている。産駒の勝ち上がり率も高く06年はファーストシーズンサイアーランキング勝ち馬数で、07年はセカンドシーズンサイアーランキング勝ち馬数で第1位を記録。昨年は162頭(2歳29頭)が勝利し、米総合と2歳リーディングサイアーランキング勝ち馬数で第1位に輝いている。
本邦初供用となった昨シーズンの種付頭数は輸入新種牡馬では最多となる117頭を記録。世界的大種牡馬ストームキャット系の後継として十分な実績を誇る同馬へ生産地の期待は大きい。

ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外
 

上へ