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2010年度JRA賞馬事文化賞はNHK土曜ドラマ『チャンス』

2011年01月07日 06時15分

JRAは1月6日、『2010年度JRA賞馬事文化賞選考委員会』を行い、受賞者を以下の通り決定した。
受賞作:NHK土曜ドラマ『チャンス』
受賞者:NHK・NHKエンタープライズ
○受賞作の概略
2010年8月28日から10月2日までNHK総合において毎週土曜日21:00~21:53に放送されたドラマ。(全6回)
「行けえっ!」沙矢子(藤原紀香)は叫んだ。年の瀬の中山競馬場、ターフでは有馬記念がクライマックスを迎えている。自分の馬「チャンス」は信じられない伸びを見せ追い上げている。沙矢子の隣では一緒にチャンスを育て、苦労をともにした二人の仲間がいる。
証券会社のキャリアウーマンだった沙矢子はサラブレッド・チャンス号と出会うことで絶望のどん底から仲間たちとここまでやってきた。波乱に満ちたチャンスとの日々、そして、日本の金融界の支配を目指す藤本(市川亀治郎)との対決。金融と競馬、全く違う世界を舞台にストーリーは深く交錯しながら展開する。
誰もが夢や希望を口にする事が少ない現代社会で夢を諦めず不屈に生きる人々の人間模様を美しく愛しいサラブレッドたちとともに描くヒューマンドラマ。(NHK『チャンス』ホームページより)
○受賞理由
サラブレッドや競馬と人との関わりを軸に、夢をあきらめずに生きる人たちの姿を個性豊かな俳優の演技力により描いた点が評価された。また、迫力あるレース映像はもちろんのこと、厩舎での生活など普段の競馬中継では見られない映像や美しい北海道の牧場シーンを随所に盛り込み、見終わった後に競馬場へ行ってみたいと思わせるなど多くの人に馬と競馬に興味を持つきっかけをつくったことも評価された。
○受賞者の声
【NHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサー 松平保久氏】
大変名誉ある賞を頂戴し、心より御礼申し上げます。レースの魅力はもとより、競馬に携わる多くの方々の人間模様を伝えられたらと思いこのドラマを制作いたしました。原作の小林慧さん、脚本の長川千佳子さん、藤原紀香さんはじめ出演者の皆様、スタッフが作品にこめた思いを評価していただき感激しております。
○選考委員会での経過
2010年度のJRA賞馬事文化賞は、昨年10月末までの約1年間に出版・企画・放送された馬に関する文化作品について、内容を個々に検討のうえ、昨年12月の第1回選考委員会を経て、本日の第2回選考委員会で、NHK土曜ドラマ『チャンス』に決定した。
※JRA賞馬事文化賞は、当該年度において文学・評論・美術・映画・音楽等を通じて馬事文化の発展に顕著な功績のあった者(団体を含む)に授与される。JRA賞授賞式は1月24日(月)に行われ、受賞者には副賞として賞金100万円が贈呈される。

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