1980年代後半に競馬ブームを巻き起こし、“芦毛の怪物”と称されたオグリキャップ(牡25歳、父ダンシングキャップ)が7月3日午後、繋養先だった新冠町の優駿スタリオンステーションで、右後肢を骨折したため死亡した。同馬は公営笠松からJRAに移籍し、G1有馬記念などを制覇。種牡馬としては活躍馬を出せなかったが、多くのファンに愛された。7月29日のお別れ会には土川健之JRA理事長ら約800人が参列。在りし日の姿を偲び、アイドルホースの冥福を祈った。また、同期のスーパークリーク(牡25歳)も後を追うように死亡。モンテファスト(牡32歳)、ブロケード(牝32歳)、グルメフロンティア(牡18歳)といったG1(級)ウイナーも永眠した。