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2歳女王テイエムプリキュアが繁殖入り

2010年12月05日 20時57分

2005年の阪神ジュベナイルフィリーズの優勝馬テイエムプリキュア(牝7歳、父パラダイスクリーク)が11月18日、生まれ故郷である新冠町のタニグチ牧場で繁殖入りした。
同馬は03年HBAオータムセール当歳に上場され、262万5000円で売却された市場取引馬。05年9月に小倉でデビュー勝ちすると、無傷の3連勝でG1阪神ジュベナイルフィリーズを制し、JRA最優秀2歳牝馬に選ばれた。
その後は勝ち鞍に恵まれなかったが、引退レースとして出走した昨年1月のG2日経新春杯を11番人気で逃げ切り勝ち。約3年ぶりとなる勝利を挙げると現役を続行し、同年のG1エリザベス女王杯でも12番人気で2着に粘って、3連単100万馬券の片棒を担いだ。今年のエリザベス女王杯(17着)を最後に現役を引退。2歳から7歳まで、6シーズンに渡り息の長い活躍を続けた。
繁殖入りを出迎えた同牧場の谷口貞保代表は「最後のレースでパドックに9枚もの横断幕が出ていたのでビックリしました。牧場に戻ってくるのは1歳の春以来。無事に戻って来れたのが何よりですね」とニッコリ。産駒への思いを訊ねると「見ていて心臓に悪いから、逃げ馬にだけはなってほしくないなあ」と周囲を笑わせた。来春の交配種牡馬はファンタスティックライトを予定しているという。

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