11月14日の京都6Rでフジキセキ産駒のメメビーナス(牝3歳、栗東・藤沢則雄厩舎)が優勝し、フジキセキ(牡18歳、父サンデーサイレンス)はJRA年間100勝を達成した。自身、2005、06、07年に続き3年ぶり4回目。今年はクロフネ、キングカメハメハ、シンボリクリスエスに次いで4頭目の大台突破となった。
フジキセキは不世出の大種牡馬サンデーサイレンスの初年度産駒。G1朝日杯3歳Sを含め4戦全勝の成績を残し、1995年に社台スタリオンステーションで種牡馬入りした。98年に初産駒がデビューすると、JRA総合リーディングで00年から09年まで10年連続トップ10入りを達成。今シーズンもダノンシャンティがG1NHKマイルCを、キンシャサノキセキがG1高松宮記念を制するなど重賞7勝を挙げ、総合部門でキングカメハメハ、シンボリクリスエスに次ぐ3位と上位につけている。
種牡馬供用16年目を迎えた今春の種付頭数は203頭。サンデーサイレンスの代表後継として確固たる地位を築いている。3年ぶりの快挙に同SSでは「本当に素晴らしい。サンデーサイレンスの後継がどんどん出てきていますが、“長男”としてこれからも頑張ってほしいですね」と讃えていた。