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ホッカイドウ競馬閉幕、収支均衡の見通し

2010年11月21日 19時29分

2010年度のホッカイドウ競馬が11月18日、15開催80日間の全日程を終了した。最終日は騎手との交流会など様々な感謝イベントが開催されたこともあり、1567人のファンが来場。今年最後の馬産地競馬を楽しんだ。
4月に開幕した同競馬は、全国の公営競技が軒並み前年の発売実績を下回る中、ナイター効果により順調に推移。その後、天候不順の影響から発売額が伸び悩んだが、8月以降は持ち直し、年間発売額は112億9224万4500円を記録した。計画対比94.4%と目標は達成できなかったが、前年対比97.8%とほぼ前年並みの成績を残した。
最終的な収支は、冬期間の場外発売による数字を加えて確定。年度末までには収支均衡が達成可能と試算している。来年度以降の競馬存続を決定した主催者の北海道では、すでに新たなビジョンを策定中。当面の計画期間を5年に設定し、3年タームで収支状況に合わせて計画を練り直す考えを示している。
同競馬を運営するHRA北海道軽種馬振興公社の井村勝昭専務理事は「計画額には届かなかったが、厳しい経済情勢の中、善戦したと思う」とコメント。特に門別競馬場での売り上げが良かったことに触れ、「競馬以外にも地域交流の場として定着してきた」と評価した。
来年度以降については「5年という期間があるので思い切った投資がしたい」と屋内坂路の必要性に言及。「厳寒期でも調教ができるので、4月から始まる2歳戦、古馬の頭数確保にも役立つはず」と意欲を見せていた。

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