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「JRA育成馬展示会」開催、56頭が雄姿を披露

2009年04月16日 15時58分

浦河町のJRA日高育成牧場で4月13日、「JRA育成馬展示会」が開催され、27日にJRA中山競馬場で行われる「2009JRAブリーズアップセール」に上場を予定している56頭が披露された。
JRA育成馬とは、JRAが全国の1歳市場で購買し、自ら育成調教したサラブレッド。生産対策の一環で、市場振興に貢献すると同時に、育成技術の開発・普及を目的に行われている。育成馬は主にブリーズアップセールで売却。昨年の同セールでは上場71頭中59頭が売却され、セイウンワンダー(朝日杯FS)を筆頭に、出走53頭で20勝(勝ち馬15頭)を挙げる活躍を見せている(4月5日現在)。
馬主、調教師をはじめとする軽種馬関係者など約200名を集めた展示会では、昨年JRAが1歳市場で購買した80頭のうち、同牧場で育成調教している56頭をお披露目。朝井洋場長は育成馬の調教過程などを説明し、「G1馬を輩出した昨年以上の逸材がいると思います」と期待を込めて挨拶した。
比較展示や騎乗供覧では、購買関係者が各馬の仕上がりや馬体、フットワークなどを手元の資料を見ながら綿密にチェック。愛馬と久しぶりに再会した生産者たちは「立派になったな」と成長ぶりに目を細めていた。特に注目を集めたのはセイウンワンダーの全妹。兄譲りの黒光りする馬体には見学者の人垣ができた。
同牧場の育成馬は19日に中山競馬場へ向け出発。27日のセール本番まで最後の調整が行われる。今年は79頭が上場予定。当日は馬主受付が午前8時15分から、騎乗供覧開始が午前9時、実馬展示が午前11時30分、セリ開始が午後1時。セールはグリーンチャンネルでも放映される。上場馬に関する詳細は、JRA育成馬サイト(http://jra.jp/training)で閲覧可能。問い合わせは、JRA生産対策部(℡.03-5785-7540)まで。

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