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ビッグブラウン巻き返し成功/ハスケル招待S

2008年08月06日 13時49分

現地時間8月3日、米ニュージャージー州モンマスパーク競馬場でG1ハスケル招待S(3歳、ダ9F、7頭)が行われ、1番人気のビッグブラウン Big Brown(牡3、米R.ダトロー厩舎、K.デザーモ騎手)が優勝した。勝ち時計は1分48秒31、馬場状態は Fast(速)だった。
G1ベルモントSで原因不明の大敗(記録上は競走中止)を喫した2冠馬ビッグブラウンが巻き返しなるかどうか? 大きな注目を集めたG1ハスケル招待S当日のモンマスパーク競馬場は好天に恵まれたこともあり、4万5千人余りの観衆が押し寄せて大盛況となった。1日の馬券売上額は昨秋のブリーダーズカップ開催(2日間)に次ぐ史上3位を記録したほどであった。
単勝1.2倍のダントツ1番人気に推されたビッグブラウンは、ゲートを真っ先に飛び出した。そのままハナを切りそうな勢いもあったが、外から行く気を見せた伏兵コールプレイ Coal Play の様子を見た鞍上ケント・デザーモ騎手が重心を後ろに掛け、2番手に抑えにかかった。
G1ベルモントSではここでスムーズさを欠き、デザーモ騎手がリチャード・ダトロー師の不興を買う結果となった(後に両者で話し合って和解済み)が、今回はしっかり折り合うことに成功。コールプレイを射程圏に入れつつ2番手を手応え満々に追走した。
澱みないペースで逃げたコールプレイが直線でさらに二の脚を繰り出し、一瞬ヒヤッとさせられる場面もあったが、最後は力で1-3/4馬身ねじ伏せて、失地回復の勝利を挙げた。
勝ったビッグブラウンは、父バウンダリー Boundary、母ミエン Mien(母の父ヌレエフ Nureyev)という血統の米国産馬で、通算成績は6戦5勝(うちG1・4勝)。次走は未定だが、目標はG1ブリーダーズCクラシック(10/25、サンタアニタ、AW10F)ということになりそうだ。

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