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Hザナヴィゲーター4連勝、BC目標に/サセックスS

2008年08月06日 13時49分

現地時間7月30日、英グッドウッド競馬場でG1サセックスS(3歳上、芝8F、6頭)が行われ、1番人気のヘンリーザナヴィゲーター(牡3、愛A.オブライエン厩舎、J.ムルタ騎手)が優勝した。勝ち時計は1分38秒46、馬場状態は Good to Firm(良)だった。
当初のこのレースの見どころは、3歳マイル王のヘンリーザナヴィゲーターが初めてとなる古馬との一戦でどういった競馬を見せるかという点になるはずだった。しかし、フタを開けてみれば出走馬6頭中3歳馬が過半数の4頭を占め、古馬はわずかに2頭の出走にとどまった。
確かにその2頭(メージャーカドー Major Cadeaux、タリク Tariq)はいずれも重賞ウイナーではあるものの、やはり古馬の大将格と目されていた昨年の覇者ラモンティ Ramonti 不在の穴(脚部不安で回避)を埋めるには格落ち感が否めないところ。徐々に焦点はヘンリーザナヴィゲーターがどういう勝ち方を見せるか、という点に移っていった。
最終的に単勝1.3倍前後の大本命に推されたヘンリーザナヴィゲーターは、レースでは4番手をガッチリ追走し、直線で満を持してスパート。G1セントジェームズパレスSでヘンリーザナヴィゲーターから3/4馬身差の2着に入ったレーヴンズパス Raven's Pass に最後激しく詰め寄られたが、これを頭差抑えてマイルG1・4連勝を飾った。
なお、この2頭から3-1/4馬身離れた3着に古馬のメージャーカドーが入っている。
勝ったヘンリーザナヴィゲーターは父キングマンボ Kingmambo、母セコイヤ Sequoyah(愛G1モイグレアスタッドS勝ち馬)、母の父サドラーズウェルズ Sadler's Wells という血統の米国産馬。通算成績は8戦6勝で、G1は4勝目となった。
陣営は今シーズンの最終目標レースとして米G1ブリーダーズCクラシック(10/25、サンタアニタ、AW10F)を設定。芝のマイルだけにとどまる馬ではないということを証明したいと意気軒昂だ。
その大目標に向けての具体的な次走は未定。今季クールモア&オブライエン師のコンビは重賞30勝、うちG1・17勝と絶好調(8月5日現在)で手駒が豊富という事情もあることから、再び芝マイルG1を使うことも視野から外してはいないようだ。

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