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JRHAセレクトセール2008上場馬発表

2008年05月29日 18時19分

JRHA日本競走馬協会はこのほど、7月14、15、16日に苫小牧市のノーザンホースパークで開催する「セレクトセール2008」の上場馬を発表した。
同セールは開かれた市場の確立とサラブレッド流通の活性化を図ることを目的に1998年に開設。いまや厳選された良血馬が数多く上場される世界有数のサラブレッドセールとして、全世界の競馬関係者の注目を集めている。競走年齢に達したセール取引馬は毎年、高い勝ち上がり率を記録。今年も03年のセール取引馬アドマイヤジュピタ(購買価格4305万円)がG1天皇賞・春を、04年のセール取引馬エイジアンウインズ(購買価格1890万円)がG1ヴィクトリアマイルを制するなど、重賞9勝を挙げる活躍を見せている。
今年の上場馬は14日開催の1歳が162頭、15、16日開催の当歳が334頭を予定。3日間開催となってからは過去最高の頭数が揃った。
注目の当歳には02年の同セール出身馬で、JRA史上2頭目の無敗の三冠馬となったディープインパクトの初年度産駒38頭を筆頭に、アグネスタキオン36頭、フジキセキ21頭、キングカメハメハ20頭、シンボリクリスエス16頭、ハーツクライ15頭など、国内外の有名種牡馬65頭の産駒がエントリー。ディープインパクト産駒では、皐月賞馬キャプテントゥーレの半弟(母エアトゥーレ)、高松宮記念馬ファイングレインの半弟(母ミルグレイン)、レディパステルの牡駒、エリモエクセルの牝駒、シルクプリマドンナの牡駒といった3頭のオークス馬産駒や2歳女王ビワハイジの牡駒などが名を連ねている。そのほか、ダービー馬ウオッカの全妹、スマイルジャックの全弟、タニノギムレットの半弟(父ファンタスティックライト)、キングカメハメハの半弟(父アグネスタキオン)、アドマイヤムーンの半弟(父ロックオブジブラルタル)、エフティマイアの半弟(父スニッツェル)などがラインアップ。目移りするような顔ぶれが揃った。
また、1歳はキングカメハメハ16頭、フジキセキ13頭、クロフネ、シンボリクリスエス8頭を中心に52頭の種牡馬産駒が上場。クロフネの半弟(父アグネスタキオン)、ベッラレイアの半弟(父ネオユニヴァース)、サトノプログレスの半弟(父キングカメハメハ)といった良血馬がエントリーされた。
上場予定馬が発表されてから、ディープインパクト産駒ばかりに注目が集まっているが、市場関係者は「過去のセールでは価格帯の低い馬や牝馬からも活躍馬が出ていますので上場馬すべてを注目していただきたいですね」と話している。名簿完成は6月中旬を予定。詳細はJRHA日本競走馬協会( http://www.jrha.or.jp/)まで。

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