ヒロイックアゲン（９着）荻野極騎手　臨んでいた枠は引けませんでしたが、外のいいところを求めていきました。いつもより位置を下げてひとためしたことで、ラストは脚を使ってくれましたし、この競馬は合っていると思います。

ヒロイックアゲン……きっちりと仕上がる。若干の出負け。内枠で斜めに走ったことで後方追走。馬込みを捌きながら徐々に差を詰めてきた。勝ち負けには遠く及ばなかったが、この馬らしい渋太さは見られた。７歳だが、まだ活躍の場はありそうだ。

　アヌラーダプラ（１着）横山武騎手　前走はもったいない競馬をしてしまいましたが、今回は狭いところから突き抜けてきてくれました。返し馬でもリラックスしていましたし、そのあたりも良かったと思います。持っている力を存分に発揮することができました。

アヌラーダプラ……１０キロ増でしっかりとした体つき。落ち着きも十分で申し分のない仕上がり。抜群のスタートを切り、楽に好位の内、絶好のポジションが取れた。道中の折り合いもついて、余裕たっぷりに４角を回る。直線は馬込みの狭いところを鋭く割って、先に抜け出していた２着馬を差し切る。ひと皮剥けたかのような鮮やかな勝ちっぷり。