「サマーシリーズ2022」は9月11日をもって全日程を終え、〝スプリント〟〝マイル〟〝ジョッキー〟で、それぞれ優勝が決定した。なお〝2000〟は9月4日の新潟記念で日程を終えており、既報通り「優勝馬なし」となっている。
6月12日の函館スプリントS(GⅢ)でスタートした〝スプリント〟は、セントウルS(GⅡ)で全6戦を終了し、函館スプリントS1着、北九州記念(GⅢ)3着で14点を獲得したナムラクレア(牝3歳、栗東・長谷川厩舎)が優勝を決めた。首位で迎えた最終戦セントウルSに同馬の姿はなく、北九州記念を制したボンボヤージなど4頭が優勝の可能性を残して出走。ただ、ファストフォースの2着が最高で、いずれもナムラクレアの得点には届かなかった
米子S(L)から京成杯AH(GⅢ)までの4戦で競われた〝マイル〟は、米子S、関屋記念(GⅢ)を制し、シリーズ2勝で18点を獲得したウインカーネリアン(牡5歳、美浦・鹿戸雄厩舎)が優勝した。2位に8点差つけた1位で迎えた最終戦に同馬の出走はなかったが、1着を条件に逆転優勝の可能性があった2位ベレヌスが5着に敗れたため、そのまま逃げ切った。
〝ジョッキー〟は浜中俊騎手(33歳、栗東・フリー)が優勝。同騎手は函館スプリントS(GⅢ)をナムラクレアで、函館記念(GⅢ)をハヤヤッコで制し、シリーズ対象レースで2勝を挙げて20点を獲得。更に北九州記念ではナムラクレアに騎乗して3着となり、4点を加算し、その時点で合計24点とした。最終週は対象レースへの騎乗がなかったが、2位以下の騎手が伸び悩み、結局トップを守って自身初のシリーズ優勝を決めた。