6月20日、全国公営競馬主催者協議会、特別区競馬組合、兵庫県競馬組合、日本中央競馬会、地方競馬全国協会は、東京ダービーを頂点とした3歳ダート三冠競走を創設し、中央・地方の所属を超えたすべてのダート適性馬が覇を争う全日本的なダート三冠(クラシック)路線を構築することを趣旨とした、2、3歳馬競走の体系整備について発表した。また、これに合わせ、2、3歳の短距離路線についても、高額賞金の重賞級認定競走の新設や兵庫チャンピオンシップの距離変更などの競走体系整備が行われる。2歳戦競走については2023年、3歳戦競走については2024年より開始される。内容は次の通り。
【2、3歳馬競走の体系整備の概要】
■3歳ダート三冠競走の創設
○羽田盃
(JpnⅠ、3歳牡・牝、大井1800m、4月下旬、1着賞金5000万円)
○東京ダービー
(JpnⅠ、3歳牡・牝、大井2000m、6月上旬、1着賞金1億円)
○ジャパンダートダービー ※名称は変更予定
(JpnⅠ、3歳牡・牝、大井2000m、10月上旬、1着賞金7000万円)
★変更内容
・羽田盃、東京ダービーを新たにダートグレード競走とし、JpnⅠに格付け
・ジャパンダートダービーは競走名を変更し、10月上旬に移設
・これら3競走を「3歳ダート三冠競走」と位置づけ
・3競走すべてに優勝した馬を対象とし、三冠ボーナス8000万円を交付
■2、3歳短距離路線の整備
○兵庫チャンピオンシップ
(JpnⅡ、3歳、園田1400m、5月下旬、1着賞金4000万円)
★変更内容
・兵庫チャンピオンシップを3歳短距離路線の頂点競走として位置づけ
・兵庫チャンピオンシップの距離は従来の1870mから1400mに変更
・2歳秋および3歳春に高額賞金の重賞級認定競走を新設し、各主催者・各ブロックにおける短距離競走の体系を整備