競走馬として重賞3勝を挙げ、繁殖馬としても多くの活躍馬を産んだビワハイジ(牝)が、2月25日に繋養先のノーザンファームで老衰のため死んだ。29歳。同馬は競走馬として10戦4勝。95年阪神3歳牝馬S(GⅠ)を制し、同年JRA賞最優秀3歳牝馬に選出された。重賞はほかに95年札幌3歳S、98年京都牝馬特別(いずれもGⅢ)を制し、計3勝。引退後は繁殖馬となり、11年ジャパンCなどGⅠ/JpnⅠ6勝、10年JRA賞年度代表馬のブエナビスタ、11年阪神ジュベナイルF(GⅠ)を制したジョワドヴィーヴル、07年弥生賞(GⅡ)など重賞3勝のアドマイヤオーラ、05年菊花賞2着のアドマイヤジャパンなど、多くの活躍馬の母となった。
ノーザンファームGM 中島文彦氏:ブエナビスタをはじめ多数の活躍馬を産んでくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。また15年の出産を最後に繁殖を引退した後は、今日までリードホースとして仔馬たちを見守ってきてくれました。健やかな余生を過ごしていた中、突然の別れは残念でなりません。どうか安らかに眠ってほしいと思います。