JRAは1月9日、2017年度JRA賞馬事文化賞選考委員会を開催し、以下の通り受賞者を決定した。
受賞作:「世界で一番美しい馬の図鑑」
受賞者:(著者)タムシン・ピッケラル氏、(写真)アストリッド・ハリソン氏、(翻訳)川岸史氏、(出版)株式会社エクスナレッジ
◎受賞作の概要
80種を超える馬種の進化の歴史をたどるとともに、人類の歴史や発展に最も大きな影響を与えた動物、馬がいかに人間社会において重要な役割を果たしてきたかを、美しい写真を交えながら紐解いていく写真集のような図鑑。
◎受賞理由
速さと優雅さを兼ね備えた走り、気高く個性豊かな毛並み、人間の良き友となってくれる賢さ、優しげな瞳など多彩な魅力をもつ馬の進化と人間の歴史が、タムシン・ピッケラル氏の解説とアストリッド・ハリソン氏の躍動感ある美しい写真の融合によって、図鑑の枠を超えたアート作品に仕上がっていることが評価された。
◎受賞者のコメント(株式会社エクスナレッジ)
このような素晴らしい賞をいただき大変光栄です。建築専門出版社として約半世紀前に創業以来、日本の建築における技術・文化向上という社会的使命を果たしてきたと自負してまいりましたが、初めていただいた賞がこの馬事文化賞でした。本書を通して馬事文化に少しでも貢献ができましたことを誇りに思います。