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中央 アラカルト

桜花賞アラカルト

2013年04月07日 18時18分

1着アユサン Cデムーロ騎手
2着レッドオーヴァル Mデムーロ騎手
3着プリンセスジャック 福永騎手
①アユサン
前走のトライアル、チューリップ賞で3着となり出走権を獲得したアユサンが、JRA重賞レース初勝利を牝馬クラシックレース一冠目の桜花賞で挙げた。通算成績は5戦2勝。
【1勝馬の桜花賞制覇】
勝利したアユサンは、新馬戦を勝利した後、アルテミスS(新設重賞)で2着、チューリップ賞で3着の成績を挙げたものの、桜花賞は1勝馬としての挑戦。過去、1勝馬が桜花賞を勝利したのは、1995年のワンダーパヒューム以来18年ぶり5勝目。
【騎手変更での桜花賞制覇】
アユサンは丸山元気騎手が騎乗予定だったが、前日に落馬負傷したため、C.デムーロ騎手に騎手変更。騎手が変更となりGⅠレースを勝利した例は、1984年のグレード制導入後では初。
【東京デビュー馬】
東京競馬場デビュー馬が同レースを勝利するのは、1986年のメジロラモーヌ以来27年ぶり5頭目。なお、桜花賞馬をデビュー競馬場別で見ると京都競馬場が一番多く19頭、次に多いのが中山競馬場デビューで11頭。
【単勝7番人気】
単勝7番人気馬の勝利は1995年のワンダーパヒュームが勝利して以来18年ぶり2頭目。
【馬番号7】
1985年にエルプスが勝利して以来28年ぶり6回目の勝利。桜花賞の出走可能頭数が18頭となった1987年以降では初。なお、馬番号12番及び16番は優勝馬を輩出していない。
【関東馬の勝利】
関東馬6頭、関西馬12頭が出走した本年は、関東馬のアユサンが勝利。関東馬の勝利は2010年のアパパネ以来3年ぶり27勝目。
②クリスチャン・デムーロ騎手
桜花賞初出走で初勝利。JRAGⅠレースは、3回目の騎乗で初勝利。JRA重賞レースは本年のスプリングSをロゴタイプで勝利したのに続く本年2勝目で通算4勝目。
【桜花賞年少勝利騎手】
C.デムーロ騎手のレース当日の年齢は20歳8カ月31日で、桜花賞では角田晃一騎手(20歳4カ月21日)に次ぐ4番目の年少勝利騎手。
【兄弟騎手のJRAGⅠワンツー】
1着にC.デムーロ騎手騎乗のアユサン、2着に兄のM.デムーロ騎手騎乗のレッドオーヴァルとなり、JRAGⅠレース史上初の兄弟騎手によるJRAGⅠレースワンツーフィニッシュを決めた。なお、兄弟騎手によるJRA重賞レースワンツーフィニッシュは、2009年の福島記念で1着サニーサンデーに騎乗の吉田隼人騎手、2着トウショウシロッコに騎乗の吉田豊騎手以来4年ぶり6回目。
外国人騎手による桜花賞勝利は、史上初でありワンツーフィニッシュも今回が初。なお、外国人騎手によるJRAGⅠレースでのワンツーフィニッシュは、2011年の天皇賞(秋)で1着トーセンジョーダン(N.ピンナ)、2着ダークシャドウ(F.ベリー)以来となる。
③手塚貴久師
同レースは初勝利。JRAGⅠレースは2011年の朝日杯FSをアルフレードで勝利して以来2年ぶり2勝目。JRA重賞レースは昨年のクイーンSをアイムユアーズで勝利したのに続く勝利で通算11勝目。この勝利で、2011年から3年連続でのJRA重賞レース勝利となった。
④ディープインパクト産駒
JRAGⅠレースは昨年のジャパンCをジェンティルドンナで勝利したのに続く通算9勝目。JRA重賞レースは本年の毎日杯をキズナで勝利したのに続く本年6勝目で通算33勝目。なお、本年重賞レース6勝目は、2位タイのキングカメハメハとステイゴールドの4勝に2勝差をつけ単独1位。
【ワンツーフィニッシュ】
アユサンが1着、レッドオーヴァルが2着に入り、昨年の1着ジェンティルドンナ、2着ヴィルシーナに続く2年連続でのディープインパクト産駒によるワンツーフィニッシュとなった。桜花賞で産駒が2年連続ワンツーフィニッシュとなるのは初。JRAGⅠレースでの直近例は、2004年、2005年、2006年のマイルCSでサンデーサイレンス産駒が3年連続でワンツーフィニッシュをしている。
また、ディープインパクト産駒は3年連続での勝利となり、同一種牡馬産駒による同一クラシック競走の3連覇は、2003年、2004年、2005年の皐月賞を産駒が3連勝したサンデーサイレンス以来。

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