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JBBA種牡馬産駒が“日米BC制覇”の快挙

2012年11月11日 21時47分

JBBA日本軽種馬協会が所有する種牡馬の産駒が日米でG1制覇を果たした。11月2日に米・サンタアニタ競馬場で行われたG1BCレディーズクラシックにおいて、エンパイアメーカー産駒のロイヤルデルタ(牝4歳)が同レース史上2頭目の連覇を達成すると、興奮冷めやらぬ5日には川崎競馬場で行われた“日本版ブリーダーズC”のメインレースG1JBCクラシックにおいて、カリズマティック産駒のワンダーアキュート(牡6歳、栗東・佐藤正雄厩舎)が優勝。“日米BC制覇”の快挙に、関係者は喜びの声を上げた。
エンパイアメーカー(牡12歳、父アンブライドルド)は2003年のベルモントS優勝馬。04年に米国で種牡馬入りし、昨年から新ひだか町のJBBA静内種馬場で供用されている。
海外供用での産駒からは5世代連続で重賞勝ち馬が登場。今年はロイヤルデルタらの活躍により米総合種牡馬ランキング首位に躍進している。日本でも人気は高く今シーズンは236頭に種付け。今春誕生した本邦初産駒は国内外の注目を集めている。
一方のカリズマティック(牡16歳、父サマースコール)は1999年のG1ケンタッキーダービー、G1プリークネスSを制した米2冠馬。日本では03年から供用されており、今回が種牡馬として初のG1制覇となった。
この勝利によりJBBAは「種付権利ボーナス制度」を適用。ワンダーアキュートの母ワンダーヘリテージの所有者に対して、希望するJBBA種牡馬1頭の来年の無償種付権利が贈呈されることになった。この制度の適用は10年のG1菊花賞を制したバゴ産駒のビッグウィーク以来2頭目となる。
両種牡馬を管理するJBBA静内種馬場の中西信吾場長は「とても嬉しい日となりました。これからもJBBAスタリオンを応援してください」と産駒の活躍を讃えていた。

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