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JBBAがサマーバードを導入、2013年度の種付料、配置が決定

2012年11月11日 21時47分

JBBA日本軽種馬協会は11月8日、来年度からサマーバード(牡6歳、父バードストーン)を新種牡馬として導入するほか、2013年度の種付料、配置を発表した。
サマーバードの競走成績は米9戦4勝。09年にベルモントS、トラヴァーズS、ジョッキークラブゴールドカップSと3つのG1を制覇し、米3歳牡馬チャンピオンに輝いた。同年暮れには米クラシックホースとして初めてG1ジャパンCダートへの出走を予定し来日したが、調教後に右第3中手骨骨折が判明したため断念。2011年から米・ウィンスターファームで種牡馬生活を送っている。
父バードストーンは04年のベルモントS優勝馬。種牡馬としては本馬のほかケンタッキーダービー馬のマインザットバードなどを送り出している。
今春生まれた当歳が初年度産駒とまだ産駒成績は出ていないが、本馬の持つ競走成績、ルビアノ、タピットなどがいる母系、JBBAの人気種牡馬エンパイアメーカーと同じアンブライドルド系ということから白羽の矢が立ったという。
種付料はA条件120万円、B条件150万円、C条件180万円。12月上旬に来日し、輸入検疫後の12月下旬に新ひだか町のJBBA静内種馬場で種牡馬入りする。
13年度のJBBA種牡馬は19頭体制。胆振種馬場を本年末で海外輸出検疫施設に業務変更するため、静内・七戸・九州の3種馬場での繋養となる。
静内は新種牡馬のサマーバードを含め12頭。ストラヴィンスキーが2シーズンぶりに南半球から復帰するほか、胆振からシルバーチャーム、サニングデールが移動してきた。同じく胆振のデビッドジュニアは七戸へ移動。スクワートルスクワートは九州から七戸へ、キャプテンスティーヴ、アラムシャーは七戸から九州へ繋養地変更となった。
最も種付料が高額なのはエンパイアメーカーの350万円。A・C条件をなくし、フリーリターン特約が付かないB条件のみとした。
オペラハウスは高齢のため種牡馬引退が決定。今後は功労馬として静内種馬場で余生を送る。
同馬は93年の全欧古馬チャンピオン。現役時代はG1キングジョージ六世&クイーンエリザベスS、G1エクリプスS、G1コロネーションCなど英愛仏米18戦8勝の成績を残した。
94年にJBBA静内種馬場で種牡馬入り。7冠馬テイエムオペラオー、ダービー馬メイショウサムソン、最優秀障害馬マジェスティバイオなどの重賞勝ち馬を送り出した。日本ではサドラーズウェルズ系の数少ない後継種牡馬として長く競馬界に貢献してきたが、来年25歳と高齢になることから、19シーズンに渡る種牡馬生活にピリオドを打つことになった。

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