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スタンド改築のJRA札幌競馬場で「安全祈願祭」

2012年11月07日 10時34分

今年の夏の開催終了後から大改修工事が進められているJRA札幌競馬場で10月25日、「札幌競馬場スタンド改築その他工事安全祈願祭」が執り行われた。
安全祈願祭にはJRA日本中央競馬会の亀井慎一施設部長、札幌馬主協会の岩本允会長と下河辺俊行副会長、JRAファシリティーズ(株)の吉田啓二常務取締役、札幌競馬場の谷崎潤場長、工事関係者、地元自治会長など約50名が出席。札幌市の三吉神社から神職を招き、祭壇に玉櫛を捧げて工事の安全を祈願した。
神事の後の直会で谷崎場長は「長年に渡り親しまれてきた旧スタンドと同じように、新しいスタンドも札幌の地に溶け込んだものにしたい。完成を機に新たな競馬ファンを獲得し、地元の方に親しまれるような競馬場、観光客がお越しいただけるような競馬場を目指すよう努力していきます」と挨拶。
岩本会長は「他場の改築が進む中、札幌競馬場が一番最後になってしまいました。厳しい経済情勢ですがなんとか実現でき、嬉しく思います。生産地にある競馬場として馬主だけでなく子供たちや家族連れでも楽しめるよう願っています」と完成を心待ちにした。
新スタンドは地下1階、地上5階で屋内面積は約3万平方メートル。総工費は約105億円で、2014年6月まで行われる。スタンドは年間利用の「パークウインズ棟」と札幌競馬開催日のみ利用の「スタンド棟」に区分。スタンド棟は開放感あふれるスペースで北海道の夏を満喫でき、パークウインズ棟は座席数を増やし、気密性を高め、厳冬期でも快適に観戦できるようになる。また、スタンドの一部屋上には「テラス席」を設置。パドックからコースまでの馬の動線には「ハナミチ」が設けられる。
コンセプトは「四季を通じた快適空間『新・札幌競馬場』」、「サラブレッドの迫力と緑が奏でる『新・札幌競馬場』」。馬産地に近い競馬場として軽種馬関係者もリニューアルを楽しみにしている。

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