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ダービー馬ディープブリランテが社台SSで種牡馬入り

2012年11月07日 10時34分

今年のダービー馬ディープブリランテ(牡3歳、父ディープインパクト)が10月26日、安平町の社台スタリオンステーションに入厩した。来シーズンから第2の生活をスタートさせる。
同馬は2009年のセレクトセール出身馬。2日目の当歳セッションにパカパカファームから上場されると、ノーザンファームに3255万円で購買された。
昨年10月の新馬戦でデビュー勝ち。続くG3東京スポーツ杯2歳Sで重賞初勝利を飾った。今年はG3共同通信杯2着、G2スプリングS2着、G1皐月賞3着と惜敗が続いたが、G1ダービーでは先行策から直線抜け出し、フェノーメノの追撃をハナ差抑えて優勝。05年の覇者ディープインパクトに続く、史上7組目の父仔2代ダービー制覇という偉業を成し遂げた。
7月にはダービー馬の称号を携え、英国のG1キングジョージ六世&クイーンエリザベスSに出走。今秋はG1菊花賞を目指し調整されていたが、最終追い切り後に右前屈腱炎が判明したため、関係者が協議した結果、現役引退が決まった。通算成績は7戦3勝(うち海外1戦)、総獲得賞金は2億9205万6000円。
10月26日付で競走馬登録を抹消され同SSへ移動したダービー馬は翌27日、報道陣に公開。悠然とした態度で撮影に応じた。体高164センチは父ディープインパクト、祖父サンデーサイレンスと同じ。500キロを超える馬体は大物感を漂わせた。
ディープインパクト産駒の種牡馬入りはトーセンホマレボシに次いで2頭目。G1ホースでは初めての後継となるだけに関係者の期待は大きい。同SS事務局の徳武英介氏は「走っている時の印象より伸びがあって大きく見せますね。手先が軽くて柔らかな身のこなしは父譲り。ディープインパクト後継種牡馬の筆頭と言われるような存在になってほしいですね」とエールを送っていた。産駒には祖父、父に続くダービー3代制覇の夢が託される。

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