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「ジェイエス繁殖馬セール」開催、ディープインパクト受胎馬に9975万円

2012年10月28日 21時12分

(株)ジェイエス主催による繁殖馬の公設市場「2012年ジェイエス繁殖馬セール」が10月24日、新ひだか町の北海道市場で開催された。セリでは185頭(受胎馬154頭、空胎馬31頭)が上場され、137頭(受胎馬113頭、空胎馬24頭)が売却。売却総額は6億9081万6000円、売却率は74.05%、平均価格は504万2453円だった。売却総額は同セールのレコードを更新。売却率、平均価格もそれぞれ前年秋の数字を大きく上回った。
最高価格はディープインパクトを受胎したエリモピクシー(牝14歳、父ダンシングブレーヴ、販売者/えりも町・エクセルマネジメント)で9975万円。クラレント、リディルと2頭の重賞勝ち馬の母である同馬は、1000万円単位でアッという間に競り上がり、同セール史上最高額で山本英俊氏に購買された。
2番目はゼンノロブロイを受胎したエリモハルカ(牝8歳、父ナリタトップロード)の3360万円、次いでキングカメハメハ受胎馬エリモフィナーレ(牝9歳、父サンデーサイレンス)の2152万5000円。全部で16頭が1000万円の大台を超えた。
なお、オークス馬エリモエクセル(牝17歳、ヴィクトワールピサ受胎)は861万円、エリザベス女王杯勝ち馬エリモシック(牝19歳、ワークフォース受胎)は997万5000円で売却。また、未供用馬ではディープインパクトを父に持つアドマイヤエバート(牝4歳)と、カレンブラックヒルの半姉アドマイヤキャロル(牝5歳)が945万円で最高値となった。
(株)ジェイエスの藤原悟郎代表は「今年は上場馬が揃っていたこともあり、高額で取引された馬が多かったですね。例年より馬主の方の参加も目立っていたと思います。7億円には届かなかったが満足いく結果です。これらの取引馬の産駒から活躍馬が出てほしいですね」と振り返っていた。

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