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社台SSが仏2000ギニー馬の父タートルボウルを導入

2012年10月24日 10時08分

安平町の社台スタリオンステーションは10月16日、今年の仏2000ギニー馬ルカヤンの父、タートルボウル(牡10歳、父ダイムダイヤモンド)を来春から導入することを発表した。
タートルボウルは2002年生まれの愛国産馬。現役時代はG1ジャンプラ賞、G3ジョンシェール賞などを含め、仏英21戦7勝の成績を収めた。
現役引退後の08年に仏国で種牡馬入り。43頭の初年度産駒の中から、昨年の仏G1クリテリウムアンテルナシオナルを制し、G1英2000ギニーでキャメロットのクビ差2着となったフレンチフィフティーン、今年のG1仏2000ギニーでハットトリック産駒のダビルシムを退けたルカヤンと2頭のG1ホースを送り出し、種牡馬としての評価を一気に高めた。
父ダイムダイヤモンドは現役時、仏独の短距離重賞を制したノーザンダンサー系サイアー。母系には日本で成功を収めた大種牡馬ゼダーン、ヴェンチアの血も入っている。サンデーサイレンス系の繁殖牝馬との相性も良いことから白羽の矢が立った。
種付料など詳細は未定。輸入条項が決まり次第日本へ移動するという。同SS事務局の徳武英介氏は「産駒は2歳の早い時期から活躍。決して恵まれているとはいえない交配相手の中からクラシックウイナーを出すなど、素晴らしい成績を残しています。まだ知名度はありませんが、産駒の走りから日本の馬場にも適応できると確信しています。馬体もバランスが良くて惚れ惚れすると聞いておりますので来日が楽しみ。即戦力として期待しています」と新種牡馬の導入に声を弾ませていた。今春急死したチチカステナンゴに代わる大物ルーキーとして馬産地でも注目されている。

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