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名種牡馬チーフベアハートが死亡

2012年09月23日 21時14分

新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場に繋養されていたチーフベアハート(牡19歳、父チーフズクラウン)が9月18日午前6時、急性心不全のため死亡した。同馬は4月上旬に体調を崩し今シーズンの種付業務を中止。加療療養に専念してきたが、6日朝容態が急変し息を引き取ったという。
同馬の競走成績はG1BCターフ、G1マンハッタンH、G1カナディアン国際Sなど加米日26戦12勝。北米芝中長距離重賞戦線で主役を張り、1997年加年度代表馬、97年米芝牡馬チャンピオンなどを受賞した。2002年には加競馬殿堂入りを果たしている。
99年にJBBA所有種牡馬として静内種馬場で種牡馬入り。01年~03年にはニュージーランドでシャトル供用された。産駒は芝・ダート、距離の長短を問わず活躍。マイネルキッツ(G1天皇賞・春)、マイネルレコルト(G1朝日杯フューチュリティS)、メルシーエイタイム(JG1中山大障害)など、03年から10年連続で重賞勝ち馬を送り出した。
管理したJBBA静内種馬場の中西信吾場長は「心臓が悪く治療していました。何とか復活して、まだまだ多くの活躍馬を輩出してほしいと願っていましたので本当に残念です」と愛馬の冥福を祈っていた。まだ19歳と若かっただけに軽種馬関係者のショックは大きい。

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