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海外G1・2勝馬アグネスワールドが死亡

2012年09月09日 22時13分

2000年の英G1ジュライCなど海外G1・2勝を挙げたアグネスワールド(牡17歳、父ダンチヒ)が8月20日、繋養先だった安平町の社台スタリオンステーションで死亡した。同馬は蹄葉炎と腰痛の悪化により起立が困難になり、安楽死の処置がとられたという。
同馬の競走成績は20戦8勝(うち海外4戦2勝、地方1戦1勝)。1997年6月にデビュー勝ちを収めると、続くG3函館3歳Sで重賞初制覇。同年12月のG2全日本3歳優駿で重賞2勝目を挙げた。99年には仏国へ遠征し、G1アベイユドロンシャン賞を制覇。翌年は英国へ渡りG1ジュライCに優勝し、日本調教馬として初めて海外2カ国のG1制覇を成し遂げた。半兄にはヒシアケボノ、同期にはエルコンドルパサー、グラスワンダー、スペシャルウィークといったG1ホースがいる。
現役引退後の01年に社台SSで種牡馬入り。同年秋から3シーズンは豪州でシャトル供用、02、03年は英国へリースされた。しかし、受胎率が低いことから09年シーズンを最後に種牡馬を引退。その後は池田町の新田牧場、昨年8月からは同SSの功労馬厩舎で余生を送っていた。主な産駒にはワンダフルワールド(豪G1MRCコーフィールドギニー)、アグネスジェダイ(G2東京盃)、カズサライン(G3ファルコンS)などがいる。
愛馬の最期を看取った同SSでは「蹄と腰が悪く、最後は起立不能となってしまいました。残念な気持ちでいっぱいです」と冥福を祈っていた。

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