ニュース

中央 その他

JRA購買馬が日高・宮崎育成牧場へ移動

2012年09月09日 22時13分

JRA日本中央競馬会がHBA日高軽種馬農協主催のサマーセールで購買した1歳馬が8月29、30日、宮崎県のJRA宮崎育成牧場と浦河町のJRA日高育成牧場へ移動した。
JRAはサマーセールにおいて1753万5000円で落札した馬を筆頭に計55頭(牡26頭、牝29頭)を総額2億9148万円(平均価格529万9636円)で購買。そのうち15頭(牡7頭、牝8頭)が宮崎育成牧場へ、40頭(牡19頭、牝21頭)が日高育成牧場へ振り分けられた。
宮崎組は29日に新ひだか町の北海道市場馬積降場に集合。マイクロチップ検査を済ませるとJRAが用意した3台の馬運車に分乗し、南国の地へ向かった。到着後はビッグ・ドリーム・ステイブル(Big Dream Stables)と名付けられた育成馬厩舎で温暖な気候を生かしたトレーニングを課していく。
浦河組は29、30日に移動した。29日は牡馬が、30日には牝馬がそれぞれ午前と午後の2回に分けて入厩。JRA職員によるマイクロチップ検査、馬体重の測定、採血、歩様検査などを受けると、さっそく新しい群れで集団放牧された。今後は1500ヘクタール余の広大な敷地内にある様々な調教施設で多彩な育成調教が行われる。
JRAは今年、サマーセールのほか、九州市場で牡1頭、セレクトセールで牡1頭、セレクションセールで11頭(牡9頭、牝2頭)、八戸市場で4頭(牡3頭、牝1頭)と、計72頭(牡40頭、牝32頭)を購買。10月のオータムセールでも購買予定があるという。購買馬はJRA生産馬とともにJRA育成馬として来年のJRAブリーズアップセールに上場される。
なお、今年の同セール取引馬はすでにJRAでG3新潟2歳S3着のサウンドリアーナを含め6頭が勝利。今後の活躍が期待されている。

ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外
 

上へ