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G1・6勝のスマートファルコンが社台SSで種牡馬入り

2012年09月09日 22時13分

ダートG1・6勝を挙げたスマートファルコン(牡7歳、栗東・小崎憲厩舎、父ゴールドアリュール)が9月5日、安平町の社台スタリオンステーションにスタッドインした。来シーズンから第2の生活をスタートさせる。
同馬は2007年10月の新馬戦でデビュー勝ち。08年のG1皐月賞後に本格的にダート路線に転じると、同年のG3白山大賞典で重賞初勝利を飾った。さらに同年のG2浦和記念から翌09年のG3さきたま杯まで重賞6連勝を達成。10年のJBCクラシックでG1初制覇を果たすと、同年の東京大賞典、11年の帝王賞、JBCクラシック、東京大賞典、今年の川崎記念のG1・6勝を含め、日本記録となる重賞9連勝を成し遂げた。これらの活躍により10年、11年と2年連続でNARダートグレード競走特別賞を受賞。重賞19勝は歴代最多となる。通算成績は34戦23勝(うち地方25戦19勝、海外1戦)、総獲得賞金は9億9073万6000円。
今年3月のG1ドバイワールドC後は復帰に向け調整されていたが、左飛節の腱鞘炎が慢性化。4日にオーナー関係者が協議し、現役生活にピリオドを打って、種牡馬入りすることが決まった。
苫小牧市のノーザンファーム空港牧場で休養していた同馬は5日午前11時過ぎ、社台SSスタッフの運転で移動。馬運車から降りると元気な姿で報道陣の撮影に応じた。到着時の馬体重は510キロ。奇しくも連覇を果たした昨年のJBCクラシックと同じだった。用意された馬房は同期の皐月賞馬キャプテントゥーレの隣。新たな環境にも動じることなく終始落ち着いた振る舞いでスタッフを驚かせた。
シンジケート総額は2億4000万円(1株400万円×60口)。ゴールドアリュールにとっては初の後継となる。ニューフェイスを迎え入れた同SSでは「きれいにまとまっていてバランスの取れた良い馬ですね。ゴールドアリュールの仔は初めてとなりますが、サンデーサイレンスの孫の世代が増えてきているのでこれからが楽しみです。ダートで芝並みの時計を出したスピードは驚異的でした。産駒にも伝われば良いですね」と期待を寄せている。

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