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「全国市町村ホースサミット」解散が決定

2012年09月02日 21時02分

歴史的に馬と深い結びつきを持つ、全国の市町村で構成される全国市町村ホースサミット連絡協議会の「第20回全国市町村ホースサミット」が8月25、26日、浦河町のうらかわ優駿ビレッジアエルで開催され、「所期の目的が達成された」として同協議会の解散が決まった。
同協議会は1990年の午年に設立。第1回サミットは浦河町で開催された。以来、「人・馬・文化」をテーマに議論を深めるとともに、交流を通じてネットワークを強化。昨年は同サミットが縁で東日本大震災による南相馬市の被災馬を日高町が受け入れ復興をサポートした。
しかし、ピークの93年に41市町村が参加した会員が現在は15までに減少。その間、馬文化による地域振興や地域間の交流など十分に成果が得られたことから、20回目のサミットを節目に解散することになった。
地元浦河町や南相馬市、十和田市、美浦村など全国9市町村が参加したサミットの開会セレモニーで同協議会長の三輪茂日高町長は、東日本大震災からの復興に取り組む南相馬市の相馬野馬追開催を喜び、「今後も馬文化を通じた地域活性を祈念します」と挨拶。ホスト役を務めた池田拓浦河町長は「最初と最後の開催が浦河町となったことは感慨深い。改めてサミットが果たした役割が大きかったと認識しています」と来町を歓迎した。
また、南相馬市の藤田幸一経済部長は、東日本大震災発生時の様子を振り返り、復興途上の市内の状況を報告。「一日も早く活力ある南相馬市の姿を見ていただけるよう努力する」と桜井勝延南相馬市長のメッセージを読み上げた。

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