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体験入学会を実施、BTC養成研修(浦河)

2012年08月12日 20時18分

浦河町のBTC軽種馬育成調教センターは7月31日、育成調教技術者養成研修の体験入学会を実施した。
同研修は世界に通用する強い馬づくりに欠かせない育成調教技術者を養成することを目的に1992年に開講。研修期間は1年で、寮での集団生活を通じホースマンとしての基礎を学ぶ。就職率は100%で、これまでに送り出した400名を超える人材は、強い馬づくりの担い手として活躍している。
体験入学会は育成調教技術者の仕事への理解と、今後の進路の参考にしてもらうためのもの。この日は北海道、関東、東北に住む、14歳から20歳の13名(男性11名、女性2名)が参加した。
13名は研修内容、卒業生の就労状況について説明を受けた後、今年4月に入講した第30期生の騎乗訓練の様子や調教施設などを見学。わずか4カ月で見事に手綱を操る先輩の姿に刺激を受けた。
昼食を挟んだ午後からはホースシミュレーターや厩舎作業、乗馬を体験。ホースシミュレーターでは電動の木馬でキャンター調教の速さを体感した。教官は「毎日、少しの時間でも自主練習している人の方が上手になっています。継続することが大事」とアドバイス。13名は激しい上下運動を繰り返す木馬に悪戦苦闘していた。
群馬県から参加した高校生は「親に競馬場へ連れていってもらい馬が好きになった。将来はJRAの厩務員になりたい」。道内から参加した馬術部生徒は「馬術とは乗り方が違い戸惑いました。将来は馬に携わる仕事がしたいです」と目を輝かせていた。
今年の体験入学会は8月22日、9月13日の計3回行われる。問い合わせはBTC日高事業所 技術普及課教育係(Tel.0146-28-1001 e-mail:kyoiku@b-t-c.or.jp)まで。

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