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日高軽種馬共同育成公社に新坂路馬場が完成(新冠)

2012年08月05日 20時49分

新冠町の日高軽種馬共同育成公社で7月30日、新たに完成した直線坂路馬場の落成記念式典が行われ、出席した関係者に強い馬づくりのための施設がお披露目された。
同公社は1972年に設立。総合育成牧場の先駆け的存在で、115ヘクタールの広大な敷地に1200mのダート馬場、650mの屋内坂路馬場、700mの屋内ウッドチップ馬場、200馬房の厩舎、屋内運動場などを備えている。従来の屋内坂路馬場も活用していたが、距離が短くカーブもきついことから、関係者から第2の坂路馬場新設の要望が上がっていた。
新たな坂路馬場は同公社入り口の直線道路に沿って造成。総延長は800m、幅員は6mのダートコースで、最大勾配は4.0%、高低差は25mとなる。総工費は約4500万円。1200mのダート馬場へつながっており、3ハロンの追い切りも可能となった。今後は太陽光パネルを利用したハロン棒の設置、屋内屋根敷設工事が計画されている。
式典には同公社社長である小竹國昭新冠町長、荒木正博HBA日高軽種馬農協組合長や同公社役職員ら関係者約40名が出席。小竹町長は「長年計画していた坂路馬場が完成し、嬉しく思います。ここからが新たなスタート。施設を有効に活用して、より強い馬づくりに取り組んでいきましょう」と挨拶し、施設の完成を祝った。
式典後は若駒4頭が調教を披露。関係者が見守る中、新たな坂路馬場を軽快なフットワークで駆け抜けた。同公社スタッフは「とても乗りやすい馬場。強い馬づくりに向け、良い励みになります」と意欲を見せていた。

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