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五冠馬シンザンの墓碑が完成

2012年07月29日 21時42分

1964年のクラシック三冠馬で、96年に老衰のため35歳で死亡したシンザン(牡、父ヒンドスタン)の新たな墓碑が、同馬の17回忌にあたる7月13日に、浦河町の谷川牧場でお披露目された。
シンザンは64、65年の年度代表馬。「ナタの切れ味」といわれた末脚を武器に、JRA史上2頭目、戦後初のクラシック三冠馬となったほか、翌65年には天皇賞・秋、有馬記念を制覇して“五冠馬”と称された。
現役引退後の66年に同牧場で種牡馬入り。ミホシンザン(G1皐月賞、G1菊花賞)、ミナガワマンナ(菊花賞)、グレートタイタン(阪神大賞典)、キャプテンナムラ(阪神大賞典)、ロイヤルシンザン(安田記念)など数多くの重賞勝ち馬を送り出し、内国産種牡馬の地位向上に大きく貢献し、84年にはJRA顕彰馬に選出された。齢35年3カ月11日はサラブレッドの日本最長寿記録となる。
新設された墓碑の石材や木材は同馬を所有した橋元オーナーが名古屋から輸送。オーナー関係者と牧場スタッフの手によって設置された。17回忌には橋元オーナーや牧場関係者が参列。墓前で手を合わせ愛馬の冥福を祈った。
同牧場の谷川貴英代表は「シンザンの生誕51周年と17回忌を機に新たに墓碑を設置しました。命日にはいまでも毎年、花を贈ってくださるファンの方もいます。改めて偉大な馬だと感じています」と話していた。

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