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「HBAセレクションセール」開催、15億円超を売上げ

2012年07月25日 10時31分

HBA日高軽種馬農協が主催するサラブレッド市場、「セレクションセール/サラブレッド1歳」が7月17日、新ひだか町の北海道市場で開催された。211頭が上場され、129頭が売却。売却総額は15億8172万円、売却率は61.14%、平均価格は1226万1395円だった。2日間開催だった昨年に比べ、上場頭数が少なかったため総額は2億6000万円ほど下がったが、売却率は5.30ポイント、平均価格は309万1395円の上昇。活況のうちに閉幕した。
最高価格となったのはキングカメハメハ産駒のラフォルトゥナ2011(牡、販売申込者/浦河町・(有)笠松牧場)で3255万円。激しい競り合いの末、7月に馬主登録を取得したばかりの高橋仁氏に落札された。以下、タイキマドレーヌ2011(牡、父ネオユニヴァース)が3202万5000円、レインボウスズランの23(牡、父ダイワメジャー)が3150万円、スズカグレイスの23(牡、父キングカメハメハ)が3097万5000円、スナークサクセスの2011(牡、父オペラハウス)が3045万円と、3000万円超えは5頭。牝馬ではメジロトンキニーズの2011(牝、父コンデュイット)が1711万5000円で最高だった。
種牡馬別では、9頭を総額1億6800万円で売却したキングカメハメハがトップ。2位はステイゴールド、3位はクロフネとなった。トップバイヤーは11頭を総額9576万円で購買したJRA日本中央競馬会。以下、松本好雄氏、高橋仁氏、山岸桂市氏となった。販売申込者ではシンボリ牧場が6頭を総額6573万円で売却してトップだった。
昨年の2日間開催から上場馬を厳選して1日開催に変更した同セール。当日は好天に恵まれ、会場は多くのバイヤーで賑わった。同セールから販売申込者に対して主取手数料1%を導入。販売希望価格も500万円以上としたことで、平均価格が下げ止まる効果も出た。また、同セール取引馬からショウナンマイティ(G2大阪杯)やストークアンドレイ(G3函館2歳S)といった活躍馬がセール前に出たことも追い風になったようだ。
荒木正博HBA組合長は「上場馬を厳選した成果があった。良く頑張ったと思う。常連の方から若手の方まで多くの購買者に来場していただきました。これからも購買者の期待に応えられるような馬を生産していく努力をしていきたいです」と振り返っていた。

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