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BRFが米2冠馬アイルハヴアナザーを導入

2012年07月01日 21時56分

今年のG1ケンタッキーダービー、G1プリークネスSを制した米2冠馬アイルハヴアナザー(牡3歳、父フラワーアリー)が、来春から新冠町のビッグレッドファームで種牡馬入りすることが明らかになった。
同馬は2009年生まれの米国産馬。2010年の米・キーンランド9月セールにおいて1万1000ドルで取り引きされると、翌年の米・オカラ4月トレーニングセールでは3万5000ドルで売却された。
昨年7月のデビュー戦を快勝。今年2月のG2ロバートB.ルイスSで重賞初制覇を飾った。続くサンタアニタダービーでG1初勝利を成し遂げると、G1ケンタッキーダービー、G1プリークネスSも制し、08年のビッグブラウン以来となる米2冠を達成。G1ベルモントSで1978年のアファームド以来34年ぶり、史上12頭目の米三冠を目指したが、左前浅屈腱炎を発症したため、現役を引退していた。通算成績は米7戦5勝。
父フラワーアリーはフォーティナイナー系成功種牡馬ディストーティドヒューマーの直仔。現役時代はG1トラヴァーズSなどを制した。種牡馬としては本馬のほか、ライラックスアンドレース(G1アシュランドS)を輩出。半弟にはトーセンラー(G3きさらぎ賞)、スピルバーグ(プリンシパルS)がいる。
ケンタッキーダービー馬の日本への種牡馬導入は、02年優勝馬ウォーエンブレム以来10年ぶり12頭目。ケンタッキーダービー、プリークネスSを制した米2冠馬は7頭目となる。
同ファームにとってはドバイワールドC優勝馬ロージズインメイ、BCターフを連覇したコンデュイットに続く大物種牡馬の導入。8月中旬のスタッドインが予定されている。BRFグループの岡田繁幸代表は「レースの映像を見て、日本の芝に向いていると思いました。ディープインパクトに対抗できるのではと期待しています」と話している。

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