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G2勝ち馬リンカーンが急死

2012年07月01日 21時56分

2004年のG2阪神大賞典など重賞3勝を挙げ、安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬生活を送っていたリンカーン(牡12歳、父サンデーサイレンス)が6月23日夕方、苫小牧市の社台ホースクリニックで急死した。
同馬は4月中旬と5月中旬の2回、喉嚢炎による鼻出血を発症。同クリニックで治療を受け、今シーズンの種付業務を休止していた。その後、同SSに帰厩し体調回復に専念していたが、23日に鼻出血を再発して容態が悪化。同クリニックで懸命の治療が行われたが、同日午後6時10分頃、死亡したという。
同馬の競走成績は23戦6勝。ディープインパクト、ハーツクライ、タップダンスシチー、ゼンノロブロイ、ネオユニヴァースらのトップホースと激戦を繰り広げ、04年のG2阪神大賞典、05年のG2京都大賞典、06年のG2日経賞を制したほか、03年のG1有馬記念、G1菊花賞、06年のG1天皇賞・春で2着になるなどの活躍を見せた。
現役引退後の07年に同SSで種牡馬入り。リーズナブルな種付料に加え、半弟に皐月賞馬ヴィクトリー、おじにダービー馬フサイチコンコルド、皐月賞馬アンライバルドがいる血統背景から人気を集め、初年度は188頭の種付頭数を記録した。主な産駒にはG3クイーンC3着のデルマドゥルガー、JRA3勝のオマワリサン、マスイデアなどがいる。
同SSでは「今シーズンは種付けの申し込みが増え出した頃に休止したので10頭程の種付頭数でした。種牡馬成績も順調で、23日の函館ではメインレースで産駒のマスイデアが勝つなど、まだまだこれからと思っていたので残念でなりません」と愛馬の死に肩を落としていた。

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